木曜日の朝、ビアンカがボールを飲みこんでしまいました・・・
ラテックスで野球ボールサイズの軟らかいボール。
慌てて病院に走り、まずは催吐剤を処方してもらって飲ませたら、
すぐに吐き始めましたが・・・
何度も何度もがんばってくれたけれど、
どうしてもブツは出ない・・・
催吐剤に再トライ、
でも・・・だめ・・・
どんな状態なのか、レントゲン写真をとってもらいましたが、
胃の半分くらいをボールが埋めているのが
はっきりとわかりました。
獣医さんの説明では、
この大きさでは口からは難しそう。
2度も薬を飲んで、かなりの回数吐いているのに、
数時間たっても出せないので、
これは口からはまず、無理ではないか、という判断。
放置して様子を見る、という手もあるけれど、
ラテックスは胃液で硬化してしまい、
縮んで出ればよいけれど、
逆に腸に滞留して腸閉塞を起す可能性もあるとのこと。
残る選択肢は、
内視鏡を使い、もし、無理なら・・・
間髪おかずに開腹手術へ。
手術にふみきるか決心をするまで、
一人でものすごく迷いました。
急に思い出して、以前に誤飲の経験のあると聞いていた
ワン友さんに電話して相談にのっていただいたり、
また、その方経由で電話をくれた方が
『T先生なら上手だから、安心してお任せして大丈夫だよ』
背中を押して下さったり。
神に祈る気持ちで手術に踏み切りました。
幸い、まったく同じボールを持って来ていたので、
先生がそれを使って何度も練習してくれて、
いざ手術室へ・・・
40分後、やっぱりとれない・・・
内視鏡でつかむことはできるけれど、
大きすぎて、どうしても食道を通らないということ。
結局そのまま開腹手術へ。
手術室に入ってから2時間後、
ボールは無事にとれて、終了。
麻酔さめかけのビアンカは
ぼぅっとした様子でキョロキョロしていました。
そのまま3~4日、入院することになり、
茫然自失のまま帰宅。

あれから2日たち、ビアンカは順調に回復しています。
手術の翌朝から、面会に行ったら少しの間だけですが
お散歩に連れ出すことができ、
さすがにピョンピョンはしないけれど、
普通に元気に歩いて排泄もできました。
夕方にはナースさんをひきずる勢いで病室から
飛び出してきてくれる元気さで、
偶然にも待合室で遭遇したワン友さんを驚かせたり。
ふた晩たった今朝は、
しっぽフリフリ、くねくねダンスでお迎えしてくれました。
写真は、病院から少しお散歩に連れ出して、
ビアンカの大好きな多摩川の河原まで
テケテケやって来たところです。




今回の件は本当に私の不注意で起こったのです。
今まで小さなボールでも、
噛んだり飲んだりしなかったのですが、
たまたま拾ったボールのせいか、
すごく喜んでクチャクチャ噛んでいたのです。
私が早くとりあげておけば、
こんな痛い思いをさせたり、
将来のリスクを負わさずに済んだのでした。
後悔してもしきれません。
また、今度のことでは
ワン友さんたちのネットワークの素晴らしさを
心からしみじみありがたく感じました。
手術を待っている間、
ワン友のYさんがわざわざ病院に来て、
終わるまで2時間もずっと一緒に待っていてくださったり。
朝、ボールを飲んだ時に一緒に遊んでいたので、
心配して様子を見に来てくださったのでした。
それに、たくさんの方たちからアドバイスや
優しい励ましをいっぱいいただいきました。
それでとても気が楽になり、
落ち着いてビアンカの入院期間を過ごせています。
このままの調子でいけば、月曜日には退院できそうです。
本当にみなさま、ありがとうございました。